Googleアドセンスの管理ページに「広告クローラのエラーが生じており、収益の損失が発生する可能性があります」と表示されていたらどなたでも焦ると思います。
この度は、このエラーの対象ページがプレビューページ(本来、ログインしている管理人のみにしか見られないはずのページ)だった場合の解決法をシェアします。
アドセンス管理「問題が検出されました」が発生
はい。自分自身のことですが、運営サイトのアドセンス広告を制御したくて久々にアドセンスの管理画面にログインしてみたらこのような警告が出ておりました。
「広告クローラのエラーが生じており、収益の損失が発生する可能性があります」
なにこれ……。
ということで、まずは詳細を見てみましょう。
詳細を見てみる
「問題のあるページ」を確認
「修正」をクリックすると、クローラーが入れなかったよ、というページが表示されています。
当方のサイトの場合は、それはプレビューページでした。URLの末尾が
/?page_id=123456&preview=true
こんなのです。
プレビューページはログインしている編集者だけが見ることができるページですから、ボットにクロールなどしてもらっては困ります。
つまり、「クロール出来ないことが正しい」ということになります。
落ち着いて詳細を見る
エラーの説明には
通常の広告配信を再開するには、いくつか問題を解決する必要があります。まず「要修正」問題を解決し、サイトが AdSense プログラム ポリシーを遵守していることを確認します。その他の問題の修正は必須ではありませんが、広告配信に影響するため、修正することをおすすめします。
と書かれていますが、その下の説明では
AdSense クローラがサイトにアクセスできません。これはポリシー違反に関する問題ではありません。詳しくは、AdSense クローラの仕組みについての記事をご覧ください
注: AdSense クローラは Google クローラとは異なります。クローラの考えられる問題と解決方法をご確認ください
となっています。『ポリシー違反ではない』。
そもそも「ポリシーセンター」を開いても「影響を受けるアイテム」はゼロです!
結論は、放置でOK…だが……
結果、この問題は放置でOKということになります。
よくコンソールでも起きる警告バグのようなものだと考えます。
しかし、なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
正直、この事態には、当方は少しは身に覚えがあります。
この勧告ページは先週アップしたばかりの記事のプレビューページで、テーブルの幅調整のために編集を繰り返し、プレビューも何度も見ておりました。
初め、プレビュー画面にはアドセンスは表示されていませんでしたが、何度目かのプレビューの時に広告が表示されてしまっているのを目撃したのです。
もちろんクリックしないように気を付けましたが、「プレビューにも広告って表示されちゃうんだなーー」と思ったことを明確に記憶しております。
つまり私も見ちゃいましたが、アドセンスbotもその時に見ちゃったんですね。
その時は見たのに今はクロール出来ないので警告してきたという事でしょう。恐いわ。
どうしても解決したい方は非表示コードを書こう
以下のコードを functions.php へ入力します。
<?php if( !is_preview()): ?>
アドセンス埋め込みコード
<?php endif; ?>
is_preview はプレビューページの呼び出し。( !is_preview()): で「プレビューページに表示しない」になりますね。コードの中身はアドセンス以外でも使えます。
学習する方は
https://wpdocs.osdn.jp/関数リファレンス/is_preview で。
先にも書きましたが、この事態は放置OKなケースです。(なので自信のない方は危険なファイル編集などは行う必要がありません)
エラーが出ている時は、その内容をよく見て下さい。
Google関係の警告は実は「放置していたら勝手に消えた」というものが多いです。
冷静に見て行きましょう。
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