最近までワードプレスのサーバ移転もバックアップもFTPを使って手動で行うことが多かったのです。(FFFTPが重いので近頃ではもっぱらFileZillaで)
プラグイン“Duplicator”がエラーだらけであまり使い物にならないと感じていたので手動にしていたのですが、“All-in-One WP Migration”の方は良いらしいという話を聞き、そちらを使ってみたら、あら簡単。
ということで若干の注意点と使い方。
プラグイン『All-in-One WP Migration』の使い方と注意点
「「FFFTP」でバックアップを取る方法」で、ワードプレスのバックアップを取るときは「記事関係のデータベース」と「wp-content」の中にある「uploads」(画像)・「themes」(テーマ)・「plugins」(プラグイン)の3つのフォルダをバックアップすると書きました。
https://muryoblog.cinemarev.net/entry/backup.html
『All-in-One WP Migration』は、これを一気にやってくれます。とっても早い。
ここでは、「Wordpress のアドレス(URL)を変更する方法」(ドメインを変更、サブドメインを変更、テストサイトに移動など)として、別のWordpressに記事を丸々移行するというタスクを実行します。
(ということで、移動するためのワードプレスは立ち上げておいてください)
『All-in-One WP Migration』をインストール
いつものように「プラグイン」→検索窓に「All-in-One WP Migration」と記入→インストールして有効化するだけ。
エクスポート→インポート
引っ越し元で
1. エクスポートを開きます。
「高度なオプション」を開くとエクスポートから外す物を選択できます。後で記載しますがインポートの容量に限りがあるので、ここで要らないものを選択するという手もあります。
ただのバックアップならチェックなしで全てエクスポートすれば良いですし、引っ越しならば引っ越し先で設定すればいいプラグインやテーマは要りませんし。メディアライブラリを外して、画像は後でエクスポートするなど。
2. エクスポート先を開きます。
「エクスポート先」を開きます。パソコンの中にダウンロードする場合は「ファイル」を選択。
3.「~~をダウンロード」をクリック
ほよんぼよんと動いているボタンをクリック。
引っ越し先で
次は引っ越し先でインポートします。
1. インポートを開きます。
2. 「最大アップロードファイルサイズを上げる方法」ページの「4. Use plugin」をクリック。
3.ダウンロードしたプラグインをインストールする。
「プラグイン」→「プラグインを追加」横の「プラグインのアップロード」に、上でダウンロードした「All-in-One WP Migration」zipファイルをインストール。
インポートを開くと右下の表示が「512MB」に変わっていることが確認できるはず。
4.インポートする。
引っ越し元からエクスポートしたファイルをインポートすれば終了です。
引っ越し先では元サイトのログインIDとパスワードで
引っ越し先のログイン情報も引っ越しされてしまっています。ログインする時は引っ越し元のログイン情報でログインしてください。
【重要】残った二重データを削除する
この『All-in-One WP Migration』、とても便利なのですが、止めてほしい点が1つ。
引っ越し元(エクスポートした方)ブログのサーバーに、コピーデータが残ってしまうのです。
「サーバに余裕がいっぱいある」「どうせ引っ越し作業が終了したら永遠に去るサーバ」などならば問題ないかも知れませんが、「テーマを変えるから一時的に記事を移してテスト」などの都合でエクスポートした場合は削除しないと容量を食われてしまいます。これはプラグイン自体を削除しても解決されないので、ファイルマネージャーから対処します。
1.元ブログのファイル「wp-content」を開く。
2.「ai1wm-backups」をフォルダごと削除。
「wp-content」直下に「ai1wm-backups」というフォルダが出来上がっています。これが生成された不要データなので丸っと削除。