2023年8月5日、当方が偽名で作っていたフェイスブックが乗っ取られ、ログインできなくなりました。訴えた結果、幸い乗っ取られてから一週間ほどで再開する事ができたので、経緯と「やったこと」、方法をお伝えします。
また、この度「Facebookアカウントを乗っ取られたら何が起こるか」という恐ろしい体験もしたので、併せてご報告いたします。
乗っ取りに遭ったFacebookを再開させる手順
上にもチラッと書きましたが、当方はFacebookアカウントを偽名で放置しておりました。これ自体が規約違反なので、本当はもう凍結されても文句は言えなかったわけです。
しかも、今回思い知ったのですが、Facebookを乗っ取られると「Facebook承認で登録できる様々なサイト(当方はメルカリでした!)」に勝手にアカウントを作るようなことも実行されてしまいます。
しかし、アカウントを削除しようとしても乗っ取られているので削除できない。FBにお願いして凍結してもらおうと思っても、本人確認ができないので凍結もしてもらえない!というFBが元々持っているシステムの負のループに陥ります!
なので、本当に今さらですが、フェイスブックの偽名登録、ダメ!絶対!です。
では、以下からフェイスブックが乗っ取られてログインできなくなった時の再開手順をお伝えします。(「経緯」など前置きもあるので、サッサと本題を見たい方は 「方法」) まで飛んでください
なお、当方は10年ほど前に契約していたハウツーサイトのライター仕事で「Facebookの使い方」のようなハウツー記事を書くためにアカウントを2つ登録作成しました。(元々そんな経緯で始めたのであまり使っておらず放置状態でした)
この度、その内の1つは再開できましたが、もう1つは本人確認ができないため今も削除もできないままです。そちらのアカウントの凍結については成功したら改めてご報告いたします。
放置していた偽名アカウントが乗っ取られてからの経緯
先にも書きましたが当方はFacebookを放置しておりましたので、ログインすらもロクにしておらず、フェイスブックからのお知らせメールもあまり気にしておりませんでした。
これが、まず間違いの元でした。
身に覚えのないメルカリ登録
2023年8月3日、当方の、これまた放置しているYahoo!アカウントのメールアドレス宛に、あの有名なフリマサイト・メルカリから「ご登録ありがとう」のようなメールがきました。
当方はフリマはやらないのでメルカリには登録しておらず、もちろん、この「ありがとうメール」は心当たりのないものでした。
しかし近年ではこのような「登録ありがとう」系のメールはスパムばかりです。なのでスパムだろうと思い、無視しておりました。

しかし後日またメルカリから「登録ポイントが失効します」というようなメールがやってきます。普通だったらこれも無視するところなのですが、気になり、そのYahooアドレスをID欄に打ち込んで、メルカリにログインを試みてみました。
よくある「パスワードを忘れた方はこちら」というものを試してみたのです。
すると、こういう画面が出て来たのでした。
「電話番号の確認」***-***-6789 にお送りした6桁の認証番号を入力してください。

この末尾***-***-6789 というのは当方の番号ではないのです。
これを見て、私は初めて、「***-***-6789」という電話番号の人物に私のYahoo!メールアドレスが乗っ取られたことを理解しました。
そして、近辺のメールをよくよく確認し、このメルカリ偽登録の前にFBからも「パスワードを変更したのはあなた自身ですか」というメールが来ていたことに気づいたのです。
そして、今さら「いいえ、違います」ボタンを押してみたところ……。
「この操作を自分で実行した可能性があります」
いや、してないから……。

近年、SNSアカウントで登録できる会員サイトというものが増えてきました。メルカリもそんなサイトだったのですね。
つまり、Facebookを乗っ取られる → Facebookアカウントで登録できる物販系サイトなどに勝手に登録されてしまう。犯罪にでも使われたら恐ろしいことです。
Facebookにログインできない
この段階で初めてFacebookのログインページからメールアドレスと「記憶に残っているパスワード」でログインを試みたのですが
「入力したパスワードは以前のパスワードです」
と言われてしまいました。

しかし、このシステムはFacebookのシッカリしているところだと思います。
私自身が打っているこのパスワードが以前のパスワードである、つまり、以前のパスワードを知っている私、アカウント主って分かってくれているわけじゃん。
という希望は持てました。
では、すぐに回復できるんじゃね?というのは甘すぎましたが……。
上記の画面から「パスワードの再設定」に行ってみると

見知らぬどこかのアドレスにコードが送信されてしまいます。こいつが私のFacebookを乗っ取った輩で、こいつにコードを送信してしまったら私がFacebookを取り戻そうとあれこれ動いていることがバレてしまいます。
この時点で、とりあえず、パスワードを得てログインする方法はあきらめました。
フェイスブックの乗っ取りに際し、問合せなど訴える方法
では、ここから具体的にFacebookに「乗っ取り」を訴える問合せについて書いていきます(前置きが長くてすいません)
以下の手順は「Facebookにログインできない(自分のアカウントに入れない)状態でヘルプに辿り着く方法」です。
1.まだ登録メールアドレスが消されず通用している場合
- Facebookヘルプセンター 「Facebookアカウントが不正アクセスされた場合」へアクセスします。
- 「アカウントのハッキング」→「ガイド付きヘルプ」→「スタート」をクリック。
- アカウントの不正アクセスに関するヘルプ へ回答していきます。

ログインできないアカウントに、まだ自分のメールアドレスが登録されている場合は、ここから進んでいき、「身分証明」の提出まで行きつきます。
しかし、すでに乗っ取り犯によってメールアドレスを削除されてしまっている場合は、ここからでは解決できないです。
「いいえ、アカウントに登録されている電話番号やメールアドレスを使えません」を選択しても、この後、メールアドレスを入力させられ、拒否られるという、どうやってもゲームオーバーな結果に陥ります。
なので、すでにメールアドレスが消されてしまっている場合は以下のページから報告します。
2.登録メールアドレスがすでに使えない場合
Facebookヘルプセンター なりすましアカウントを報告 へアクセス。
「状況を一番よく表しているものを選んでください。」
「誰かが私のメールアドレスをアカウントで使用している」
「Facebookアカウントをお持ちですか?」
ここは「いいえ」にしておかないとゲームオーバーになります
「このアカウントはあなたになりすましていますか?」
「はい、私になりすましています」
ここで初めて、わりと自由に書き込みできるフォームが現れます!

- 分からない場合は「Don’t know」でもいいので(いいのか知らないけれど)素直になるべく埋めましょう。
- 「本人確認書類」は、偽名でやっていても、とにかく正直に本名書類を送りましょう。
当方の場合は、偽名とはいっても元々アルファベットでアカウントを作成しており、「もしかしたら、この漢字はそういう風に読むのかな?」程度の改変をしていましたので通った可能性は大きいです。
しかし全く本名と別物の名前で作っていた方もここには正式な免許などをアップしておきましょう。言い訳はラストの「追加情報」に書き込むと良いです。 - 当方の場合は「なりすましプロフィールに登録されているメールアドレス」が分かっていました。このアドレスに変更したよというお知らせメールが残っていたので。メーラーを探してください。
- 「追加情報」に当方は物凄く長いお手紙を「英訳つきで」書きました。読んでくれたのかどうかは分かりませんが、結果、乗っ取りを追い出して取り戻すことが出来ました。
3.入力が終わったら
送信終了画面が現れ、審査中メールが届きます。

Facebookアカウントを取り戻すことが出来ました
審査結果がOKだった場合は、アカウントにメールアドレスなどを再設定するお知らせが届きます。

とりあえず、元のメールアドレスで、元のアカウントで、Facebookを取り戻すことが出来ました!
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訴えを出してからわずか1日。自己証明書がきちんと提出できれば、早く対応していただけるようです。ありがとうございます!

Facebookを乗っ取られると何が起こるか
Facebookを放置していた結果、突然アカウントを乗っ取られ、一体何が起こるのか、について、まとめます。
- 個人情報を持って行かれる。
- リンクしている他のアカウント(インスタなど)も危ない。
- 支払情報などお金に関わることをしている人はカードなども気をつけて。
- フォロワーに不安感や不信感を与える。
- 紐づけているFacebookページも改ざんされる。
- メルカリなどFacebookアカウントで登録できる様々なサイトに勝手にアカウントを作られてしまう。

ちなみに、メルカリには「そのアカウントは私が作ったアカウントではなく、悪用されたくないので凍結してください」とお願いしましたが、私のアカウントを使って登録した人間はメールアドレスを変更したので、それでOKなのだそうです。恐いですね!
改ざんされたFacebookページをどうするか(未解決)
実は当方が今回の一件で一番困っているのはFacebookページを乗っ取られたことなのです。
先ほども書きましたが、元々Facebook自体はハウツー記事ライティングのために登録しました。
非公開アカウントにし、全く使っていませんでした。何となく続けてしまったのは、ブログ宣伝のために作成したFacebookページのフォロワーが予想以上に多くなったから。
もっとも、そのFacebookページの方も、ここ何年かは自動でブログ記事を流していただけでした。
乗っ取り犯は当方のFacebookページのフォロワー狙いなのだと思います。(と言っても、1000人くらいのものなんだけど~~……)
しかも、そもそもジャンルが全く違うんだよね。映画とドラマのページなのに「株式投資センター」なんかにされちゃったんですけど。
そして私からFacebookページを乗っ取った人は、あまり編集作業に詳しくない人らしく、改ざんが半端なところでストップしています……。

今回分かったのですが、Facebookページの方はFacebookアカウントよりセキュリティが弱く、また、乗っ取られたら取り戻す方法もイマイチ確立されていない様子です。
言われた通りに何度も「なりすまし報告」をしていますが、全く反応がありません。
こちらは解決したら別記事でまたご報告させていただきます。
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