- 評判が良いSWELLというWordpressテーマは本当に使いやすいのか。
- SWELLという有料テーマはアフィリエイトに向いているのか。
- SWELLは他のワードプレステーマと比べて使いにくいデメリットがあるのか。
この記事では今までにWordPressのテーマを数十種類カスタマイズしているWEB屋の筆者が本気でSWELLのメリット・メリット・ちょっとデメリットをレビューしています。
ちなみにアフィリエイト目的でもなければ単なる宣伝でもなく、本気で当方はこのテーマ・SWELLをお薦めしております。
他のワードプレステーマとの比較として若干の説明も入れさせていただきます。
巷で言われるSWELLデメリット評判のポイント
- クラシックエディターに対応していない → ブロックエディターの使い勝手が最高です
- 値段が高い → デメリットとは言えない高機能です
ちなみに、この記事は『THE THORからSWELLへ乗り換えする全手順と経過』からの繋がり記事の一環です。
ここでは、なぜ「SWELL」を選択したのかについて書いていきます。
レビュー1 SWELL は思い通りの記事が作りやすい
ワードプレステーマ SWELL の基本はブロックエディターです。
WordPress(ワードプレス)5.0からエディターの基本はブロックエディターです。
もちろん、クラシックエディターしか使ってこなかったベテランワードプレスライターの方々にとっては今だに使いづらい気持ちになる部分はあるでしょう。
当方もTHE THOR でブロックエディターを使い始めた時、何のメリットも見出すことができずクラシックエディターに戻しました。
当方はまず、仕事でCocoon のブロックを使う機会があり
「ん?ブロックってメチャメチャ便利じゃない?」
と、気づき、SWELL に出会ってからはもう
ブロックエディター使ってない人、何なん!?
……という結論に至っております。
SWELLの「ブロックエディターが便利」というメリットについて
ご説明せずにSWELLの「便利がメリット」という感想ばかりつぶやいても仕方ないので具体的に書かせていただきます。
この記事の冒頭部分を見ていきましょう。
「関連記事カード」「装飾ボックス」「見出し」こういった装飾はブロックエディターでもテーマによって違います。
大抵のテーマは「+」をクリックして、そのテーマ独自のブロックを選択して使用するのですね。(THE THOR みたいな未だにブロック対応していないテーマだといちいちクラッシックブロックで装飾しなけりゃならないです。有料テーマの意味とは)
SWELLの場合は、こんな感じです。
A 「関連記事カード」
SWELLブロックから「関連記事」を選択したら、「記事タイトルでリンクしたい記事を検索」できます。URlをコピーしたり記事IDを探す必要はありません。
B「ボックス装飾」
ボックスに関しては「+」を押してブロックを探す必要もないです。装飾したいテキストをマウスで選択すれば右メニューに20種類あまりのセンスのいいボーダーやボックスが現れます。
C「見出し」
いつでも、どの記事でも、装飾設定した見出し以外に非装飾のHタグを入れらます。
(基本の見出し設定はカスタマイザーで行います。)
何よりも、多くの方がこだわっておられるボックス装飾がワンクリックで設定できるのは大変ありがたいことですよね。
装飾プラグインは不要ですし、そもそもこれだけの装飾機能が元々入っているのでプラグインを入れたらコードが重複してエラーになるかも知れないですね。目次も備わっているので目次プラグインも入れないようにしましょう。
レビュー2 SWELL はSEO 能力が高い?
そもそもSEOに効果があるとかないとか、それってテーマのおかげではないのですね。
よく、このテーマは「SEO効果があります」のような宣伝文句を目にしますが、SEOで一番大事なのは「記事」=コンテンツです。(ということは他の記事でも何度も書いている気がする……)
テーマに何も備わっていなければその分軽いのですからプラグインで備えればいいのです。
しかし、「SEOにとって最悪なテーマ」は残念ながらあります。
例えばコードが汚いので重たいテーマ、HTML構文が古くてgoogleから嫌われるテーマ……などです。
実際、きちんと更新されているテーマは有料でも無料でも上記のようなことはありえないので、重要なのはこういうことです。
テーマはきちんと更新されているものを使おう。(テーマ主は更新してくれているのにサイトオーナーが更新していないということに関しては論外です)
では、ワードプレスのテーマとしてSWELLの何がSEO的にいいのかというと……。
SEOプラグインを1つ入れて設定すれば(公式は「SEO SIMPLE PACK」プラグインを推奨しています)他は何もしなくてもいいことです。
「高速化」や「構造化データ」ツールが初めから備わっています。
これらをきちんと設定すれば他のSEOプラグインは必要ありません。
そういう点でSEOに優れていると言えると思います。特に初心者の方は何も検索しなくてもいいですし、何も考えずにSWELLの能力に任せていられます。
もちろん、制作者による更新もマメすぎるほどにされています!いつも最新。
レビュー3 SWELL はアフィリエイトに向いている?
以上のようなことを総合して、SWELLはアフィリエイトに向いている。つまり
- こういうリストやボックス装飾が楽なので初心者でも記事を書きやすい
- SWELLブロックのボタンを使えばアフィリエイトタグを直接入力できる
- SEOツールがきちんとしているので検索上位表示のための準備は整っている
これ以上に「向いている」と言えるメリットはないくらいですね!
レビュー4 SWELL はLPも簡単に作れる
アフィリエイトやビジネスの一環としてLPを作成する際、同じWordpressサイトの中ではヘッダー・フッターが入ってしまったりファーストビュー画像をワイド幅にできなかったりするため、CSSを駆使して頑張ったり、わざわざサイト外に新しいドメインを設けて作成したりする方々が多いのです。
しかし、SWELLでは同じWordpress内に簡単にLPを設定することが出来ます。
サイトとは違うヘッダーを作ったり、フルワイドパートを作ったり、そういったことがポチポチするだけで出来るんですね。全くのCSS要らずです。
WordPressテーマ SWELL のデメリット
メリットばかりだと宣伝のように思われるかもしれませんので、ここらでSWELL のデメリットも書いておきます。
が、正直、特にないです。
特に、これからWordpressを始める初心者の方は、テーマで迷うならばSWELL をドーーンと買ってしまった方が絶対によろしいでしょう。
色々検索している時間がもったいないです。
SWELLのデメリットがあるとすれば
ちょっとだけ 高い!
これは仕方ないです。しかし、当方は他の有料テーマと比べて買う価値があると思っております。
お客様でよく「最初は無料(あるいは安いテーマ)で作っておいて、収益が出てきたらテーマを変えたい」という方がおられるのですが、テーマの変更はデリケートな作業で、特に記事数が増えれば増えるほどエラーだらけになるのでやめていただきたい……(いえ、ご依頼はありがたく承っております)
そんなことを考えるよりも、初めからSWELLにしておきましょう。
また、SWELL は1つ購入すれば「同じ製作者のサイトならば」違うドメイン、他サイトでもガンガン使えます。(許可されています)
2022年の段階ではクライアントサイトの作成にも使えることになっているので、お仕事する方にとっても最適のテーマです。
ワードプレス テーマ SWELLと他の有料テーマとの価格比較
一覧にしています。横スクロールでご覧ください。
ワードプレス テーマ | 価格 | ブロックエディター記事装飾機能 | 独自SEO設定 スピード対策 | 複数サイト利用 |
---|---|---|---|---|
SWELL | 17,600円 | 〇 | 〇 | 〇 |
STORK19 | 11,000円 | 〇 | × | × |
SANGO | 11,000円 | △ | 〇 | 〇 |
AFFINGER | 14,800円 | △ | 〇 | 〇 |
JIN | 14,800円 | △ | 〇 | 〇 |
TCD関連 | テーマによって違う 7,980~39,800円 | × | × | × |
THE THOR | 14,800円 | × | 〇 | 〇 |
「ブロックエディターでの記事装飾機能」「独自SEO設定スピード対策」については、あくまでも独自についているという基準のみで印を付けています。(性能がいいという意味ではありません)
SWELLにデメリットがあるとすれば……クラシックエディター
別にデメリットではないですね。クラッシックエディターには対応していません。
あくまでもクラシックエディターしか使わない方はむしろ「なぜSWELLを買うんです?」という話になります。ご自身に合ったテーマを無理せず使いましょう。
SWELLと他のワードプレステーマとの比較
当方は自身で運営するサイトに使用しているのはSWELL と THE THOR と TDC(STORY)、SANGO。後のテーマはお仕事として頻繁に関わっています。
なお「比較と評価」に関し、当記事ではブロックエディターを「良し」としています。
WordPress自体がブロックエディターを標準とし、クラシックエディターを終わらせようとしているのですから、何十年携わってアフィリエイトで何千万円稼ごうが「クラッシックエディターが使えないテーマは駄目」は通用しない時代に突入しているので。
では、ザッと書いていきます。
テーマ STORK19 とSWELL比較
STORK19 も SWELL もサポートが良いという点で共通していると思います。どちらも製作者の方がマメで、「カスタマイズ方法」を記載したブログはどこよりも細かく丁寧です。
STORK19 はブロックエディターに対応しており、カスタマイズも比較的しやすいです。テーマの機能でどうにもならない部分はCSSで簡単に動かせます。
STORK19 のデメリットとしてハッキリと挙げられる点は、「複数ブログに使えないこと」です。ブログは1つしか運営しないという方向けです。
価格的にはSWELLの方が高いですが、カスタマイズの面でも、複数サイトへの使用ができるという点でもSWELLの方が利便性が高いです。
テーマ SANGO とSWELL比較
SANGOはGoogleが提唱したマテリアルデザインをいち早く取り入れたテーマです。
テーマ制作者は色数の法則や立体に則った美しいデザインで作り上げていますが、結局、ユーザーは好き勝手なアイキャッチを入れたりCSSでカスタマイズしちゃったりするので、あまり意味はなくなってしまいます。
テーマのままのシンプルな立体的デザインができる方にはお薦めです。が、それが出来る方ならば機能的にはSWELLで全て代行できます。
SANGOはブロックエディターに対応していますが、ブロックエディター用のプラグインが必要です。テーマの機能以外のカスタマイズにはCSSを駆使する必要があり、意外と自由度は低いです。
テーマJIN とSWELL比較
JINは当方の感覚で見ると普通のテーマです。テーマ独自のブロックも多くはなく、ウィジェットを設定できる個所も多くはないです。「SWELL と比較する」というよりも、無料テーマ Cocoon の方が遥かに良いのでは……と思えます。
しかも、お値段的にも決して安いテーマではありません。初心者が今からテーマを購入するならば SWELL をお薦めいたします。
TCD関連テーマ とSWELL比較
そもそもこの比較対象に TCD のテーマを加えるのは無理があるのかもしれません。
TCD のテーマは限りなくブログ制作よりも「簡単公式サイト制作」に近いです。
自由度はありませんが TCD の言うままのサイズの画像を言うままの場所に入れて言うままに作っていれば誰でもプロのようなサイトが出来上がるという代物です。
そういう意味では、言われるがままにカッチリしたサイトを作りたい方には TCD のテーマはお薦めです。
トップページの見た目だけならば、SWELL でも似たようなものは簡単に出来ます。以下のデモページはSWELL の機能だけで作られています。
THE THOR とSWELL比較
当方のこのサイトも昨年まで THE THOR で作成していました。「そろそろ変えようかな」ではなく、「絶対変えてやる!」くらいの意思で SWELL に変更いたしました。
理由はたくさんありますが、一番は
ディスクリプションタグが消える!!
これです。恐ろしいことです。
以前はこの現象が話題になっておりましたが、今では影を潜めています。解決したわけではないので、皆様、当方と同じようにあきらめたのでしょう。
(SEO協会に所属している身で「ディスクリプションタグ無くてもいいですよ」と言うのもナンですが、実際近年のGoogleは必ずしもディスクリプションタグを採用していません。また、タグが無ければ文頭から取ってくれます。ほぼ。文頭は大事。)
THE THOR を推奨する記事やカスタマイズの記事はネット上に溢れていますが、ほとんどがテーマアフィリエイトのための記事なのでデメリットは書かないのです。
THE THOR は機能がとても多いのでプラグインが要らないことが売りですが、
- THE THOR の売りであるSEO機能(ディスクリプションタグ記述)は勝手に消える
- THE THOR の売りである「プラグイン要らずのお問い合わせフォーム」は鬼のようにスパムが来る
- クラッシックエディターにしか対応していません
しかも14,800円。あと3000円出せば SWELL が買えます。SWELL を買いましょう。
感想まとめ SWELL は初心者にもプロにもお薦め
WordPressテーマ『SWELL』は、ブロックエディターで記事装飾しやすく、トップページなどのカスタマイズも感覚的に行えます。
自分が作りたいサイトを簡単に作ることができ、初心者の方がワードプレスを始めるのに最適なテーマです。
また、CSSでページごとにカスタマイズすることもでき、初心者だけではなくSWELL でお店の公式ページを作成しているプロも多いです。
アフィリエイトのための施策も多く、アフィリエイターや副業サイトに最適です。
外観のデザインカスタマイズをさっさと済ませ、書きやすいエディターで記事をたくさん書く。「稼ぎたい」ブロガーの方はぜひSWELLを体験していただきたいです。
17,600円のテーマ代を回収する記事を良いテーマでたくさん書いて下さい!
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