『ココナラ』という仕事マッチングサイトのようなものがあります。
キャッチコピーは「得意を売り買いココナラ♪」(CMソングにもなっていた)。
ちょっとだけ得意なことでお小遣い稼ぎしている人もいれば、副業として頑張っている人もいれば、本格的に稼いでいる組織もある。
……え、本当に稼げるの?
いや、ちゃんと「仕事として成り立ちますよ」「ある程度の集客のノウハウさえあれば」という体験談。
「ココナラ」で副業として稼ぐ
初心者でも稼げるコツなどは丁寧に説明して下さっているサイトも多いのでそういうところを参考にしていただいて……
当方では「やった事」体験談のみ書いて行こうと思います。
始めの2か月は依頼ゼロ状態
ココナラを始める前からクラウドワークスやネット上のあちこちでサイト制作に関わる案件を拾って細々と兼業リモートワークをしていた私ですが、家庭の事情により(……バッサリ言えば当方と夫両家の親が老いて来て、いつ仕事を辞めて何処へ住むことになるか分からないと考え始めたので)本格的にテレワーク計画を練り出した結果、手始めに店を出してみようと考えての登録でした。
登録は非常に簡単です。
登録すればもう、その日から、ウェブ屋だろうがイラスト屋だろうが占い屋だろうが、自分の店をネット上で持つことが出来ます。
ということで、私も登録しました。そして待った。待ったけれども依頼は一件も来なかった。世の中はそんなに甘くはなかったです。知ってた。
ココナラで依頼を得るためにやったこと
では、ここからは、ご依頼を得るために私がやったことを書いていきます。あくまでも体験談であり万人に通用するとは限りません。
始めの2ヵ月、自分がやったことはただ登録してボーーッっと依頼が来るのを待つだけでした。待つ、というよりも正直2ヵ月も過ぎた頃には登録したことすら忘れそうでした。ログインも全くしていなかったです。
そんな自分が目を覚ましたのは実は「ココナラ」と一緒に登録したスキルクラウドの方に依頼が初めて入ったからです。
……と思いました。
そちらのサイトの方ではワンコインでSEO診断する案件を出品しておりまして、大変喜んでいただけました。
ここで初めて「何かすれば依頼は来るかも」とGoogleったりし始めたわけです。
もうだいぶ前なので忘れてしまったのですが(すいませんすいません)たぶん参考にさせていただいたサイトさんはこちら。
では、前置きが長いけれど、「やったこと」体験談。
安いサービスを増やした
初めに出していたのは1000円のSEO診断と2500円のWordpress立ち上げヘルプだったと思います。「安っ!」と思われるかも知れませんが、まず、
だと思った方が良いです。
どんなに自分の腕に自信があっても、どんなにプライドが高くても、なんの実績もなくランクも「レギュラー」の ど新人は他所と比較されて価格が高かったらもうおしまいです。
そこは自分が客になった気持ちで考えれば分かる事です。「ど新人が依頼を貰えるのは安いから」。実績が溜まるまでは結構頑張らないとなりません。
……ということで、案件2つだけでは寂しいので、カスタマイズ案件と、相談に乗るだけのワンコイン案件を作りました。
アイキャッチ画像を作った
ココナラの出品一覧をご覧いただければ分かると思いますが……
ココナラではアイキャッチ一覧がズラっと表示されます。その辺のフリー画像にテキストを乗せている方がほとんどですが、中には画像ソフトやCanvaで丁寧に作り上げている人もいます。
当方は思い付きで始めただけあって、最初は適当にお絵かきソフトでチャチャッと描いて適当に掲載していました。
そして、この一覧を見てから恥ずかしくなったとです。
SEO相談の案件はともかく(それだって落書きみたいなアイキャッチじゃ胡散臭くて依頼する気にならないよね…)、サイト制作の方はセンスが問われるじゃないですか。
よくこんなアイキャッチで仕事が来ると思っていたもんだ……。(来たけど)
案件の種類によるとも思いますが、ココナラで人気の「占い」枠だって、アイキャッチで「何だか縁起悪そう」「ここ当たらなそう……」と思われたら人が来ないと思うのですよ。
アイキャッチは店の看板やポスターだと思って、少し手を入れた方が良いと思います。
プロフィール真面目に書き込んだ
本当に思い付きで始めたので、最初はプロフィールも本当に適当に作っていましたが、とりあえず「本人確認の提出」と「機密保持契約(NDA)」というのは初めにやらせていただきました。
これは企業との普通の就職でも体験する「社内トラブルや社内の機密や、取引したお客様の情報を周囲(SNS含む)などにバラまいたら解雇ですよ」という契約です。
会社やお客の身になれば当然の事です。
それはさておき、「スキル」や「資格」などのプロフィールですが……
私は初めは、依頼者はこんな所まで見ないだろうと思っていたのです。しかし当然、お金を払うのだから見ますよね。
特に、2者から依頼を選ぶような事になった時は、当然チェックすると思うのです。
依頼前の段階ではお客さんには人柄や仕事の正確さなどは見えません。ご依頼者から見えるのは「値段」「評価」そして「経験」です。
ココナラど新人でも過去にスキルのある方はたくさんおられるわけで、ここに「会社でHP作成業務していましたよ」とか「社内でSEO担当でした」「アナリスト資格を持っています」とか書くだけで印象がググッと上がるわけです。
先輩方をフォローしたり「お気にいり」したりしてみた(別にやらなくて良かった)
これは先ほどご紹介した参考サイトに、そうするといいと書いてあった気がしてやってみたのですが、今から考えると特に必要ありませんでした。(と、思います)
特に同業者にそういうことをすると「ん?私に下請けしろってことかい」と思われる可能性もあるので、やめた方が良いです。
フォローやお気に入りは、ココナラ内で本当に自分が使うかも知れないサービスに付けておきましょう。(当方は占いの方などをよくお気にいりさせていただいています)
ココナラで依頼を得る上で、たぶん一番効果があったこと
正直、ここまで書いたことは、どんなサイトにでも書いてある当たり前の事です。
それに「ココナラ」さんではライバルがいっぱいで、同一案件の上位に掲載されたもん勝ちです。そこに掲載されるための基準はココナラさんが握っています。ど新人には太刀打ちできません。
当方が、とりあえず仕事を得始めた経緯として一番効果があったことをお伝えします。
「仕事・相談を探す」を使う
登録して2ヵ月閑古鳥の日々を過ごした末、ある日、私は「ココナラ」の中に「仕事・相談を探す」というタブを発見し、ボーーっと見ていました。
クラウドワークスでもよく使っていた「仕事を探す」ココナラバージョンです。
そして、その中で兼業の自分でも請け負えそうな(短時間で出来そうな)案件に安い金額を提示して何件か提案申し込みしてみました。
結果、何件かと契約が成立しました。出来る仕事を自分から申し込むので作業自体は楽でした。
その後も「仕事を探す」を見ながら提案を出したり、時には「お金は要りません、それはこうすれば解決しますよ」とDMで知らせてあげたりするようになりました。(そんな感じの相談が何件もあったので……)
そこからです。「なぜか」依頼が舞い込むようになったのは。
特に声を掛けたわけでもない初対面の方々から依頼が来る
声を掛けた方から依頼が来るのは当然といえば当然ですが、見も知らぬお初のご依頼者からDMがどんどん来るようになりました。
つまり、当方のココナラ活動はここから動き出したのです。
始めはココナラ事務局から本当に仕事できるのかテストされているのかと思いました(笑)しかしそういうわけではなさそうです。
考えられる要因としては
- 「仕事を探す」には提案者の一覧が表示されるので、そこを見て依頼してくれる人が増えて来た
- 依頼が増えるごとに評価が溜まって来たので、ココナラの何かしらの計測によって掲載順位が上がって来た
- 仕事することによってココナラから「やる気」を認められたから
3番目に書いたことが、結構当たっているのだと思うのです(笑)
ココナラ事務局さんは見ている
ココナラさんは、とりあえすボットようなもので管理しているわけではないということは分かっています。
「禁止事項」も「人間」がチェック
ココナラさんではココナラトークルームを通さないやり取りを禁止しています。
影で取引したり、何かに誘ったりすることでトラブルが起き、ココナラも被害を被る……というのはよく分かる流れですし、まぁ商売として考えても利益がなくなりますもんね。
けれども、例えば出品者と依頼者がアドレスを交わすだけでアカウント停止にされるような暴挙に出られたら、出品者としてはたまったもんじゃありません。
サイトの立ち上げや、アナリティクス管理などGoogle関連の依頼が来た場合、Googleアカウント(つまりアドレス)は必須です。SNSのSEO関連も依頼者のアカウントを知らなきゃ仕事になりませんし、それが絶対NGならこの案件自体が取り扱い停止です。
けれども、ココナラさんは出品者のサービス内容を理解した上でスルーしてくれています。つまり、人の目でチェックしているわけです。
他の管理も人間の手で行われていそう
想像ですが、順位などもある程度は人の手をきちんと通っているのではないでしょうか。副業目当てでユーザーが増える中、とても大変なことだと思います。本当に感謝しています。
確かに手数料は高いけれど……
「ココナラの手数料は高い」と「ココナラの欠点」としてよく挙げられている話ですが、確かに高いです(笑)出品は無料ですが、売れたら販売手数料は税抜き25%。税込みだと27.5%。まぁ30%ですね。1000円の案件なんて725円!ですよ。虚しいです……。
しかし個人的には、自サイトに特定商取引法を書かなくて済む、とか、兼業で時間もないし営業しなくても仕事が来るから助かっている、とか、目に見える実績が溜まった、とか、たくさんのメリットと共に受け入れています。
それに何といっても、ココナラで依頼を受けるようになって、「文章のやり取りで商売する」ことについてものすごく勉強になっています。
本当に多くの色々な人がいて、色々なご要望があって、仕事ってオンラインだろうがオフラインだろうが人間関係の構築だなぁとしみじみ感じたりしています。
資格がある方も無い方も、何かに自信がある方も無い方も、「これ売れるかも」をぜひ仕事にしてみてください。
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