アドセンス自動広告はGoogleさんも推奨されておられますし、手動では入れづらい場所に広告をぶちこんでくれるというメリットもありますが、「こんなところに入って来るな!」という場所に勝手に入れられるというデメリットもあります。
文中に勝手に入ってこられると記事が読みづらくなります。全くユーザビリティを無視した行いです。
この記事では「入ってきてほしくない文章の間」に勝手に入って来る自動広告をコントロールする方法をシェアします。
アドセンス自動広告を記事ごとにコントロールする方法
なお、
- ヘッダーやフッターやサイドバーに入って来る広告を制御
- 1ページあたりの広告数を設定
- オーバーレイ広告を止めたい
- フル画面広告を止めたい
などについてはアドセンスの管理画面から設定できます。
そちらの設定については以下のページをご覧ください。(「THE THOR での設定」と書いてありますが、どのテーマでも適用できます)
この記事では「文中に所かまわず入って来る広告を制御する」方法を書いていきます。
こういうようなことです。
ブロックエディターの「グループ化」を使う
クラシックエディターでも対応できます。後ほどご説明いたします。
アドセンス自動広告をDIVタグで囲ってみる
プレビューの段階で、自動広告入る気満々のスペースを文中に見つけたので…
検証してみたら、Google自動広告の要素が”.google-auto-placed”だということはわかりました。
広告に入られたくない部分をグループ化する
ブロックエディターの「グループ化機能」を使って括ります。
- 広告に入られたくない部分をマウスで選択し
- ブロックオプションの3点リーダーを開きます
3「グループ化」を選択
「グループ」にCSSクラスを設定してdisplay: none; しようかな、と考えたけれど……
ここは飛ばし読みしてください。
初めは、このグループにCSSクラスを設定し、CSSでグループに入って来るアドをdisplay: none; しようかと考えておりました。
.(あなたがブロックに指定したcss名) .google-auto-placed{
display: none;
}
しかし……
自動アドセンスの要素にdisplay:none
を指定することは違反なのか?
実は、アドセンスのポリシーには「display: none」で広告を制御することは違反だと記載されています。
以下は引用。
https://support.google.com/adsense/answer/1354736?hl=ja
display:none
などを使用して広告ユニットを隠す(ただし、レスポンシブ広告ユニットを実装している場合を除く)
しかし、この一文の後半部分をご覧ください。
ただし、レスポンシブ広告ユニットを実装している場合を除く
https://support.google.com/adsense/answer/1354736?hl=ja
ただし、レスポンシブ広告ユニットを実装している場合を除く
ということで、当方では自動広告に「display: none」を適用することは順当。と判断しております。
(注:未確認です)
そもそも、自動広告はレスポンシブに対応させるための広告ですから、表示されているのは全てレスポンシブ広告ユニットと同じものです。
そもそも、ブツブツ言わせてもらえばさ……下のページに書いてある
コンテンツが隠れてしまうような方法で 広告コードを設定するとかモバイルサイトでコンテンツと広告が重なるような方法で広告を配置するとかユーザーがモバイル ウェブページでドラッグ操作を行ったときに広告クリックを発生させるとかって、全部自動広告が自ら行ってることじゃんーー。だからみんな悩んでいるのによく禁止だとか言えるよねーー!!はあ、言ってやったぜ(小声で)
アドセンス自動広告にdisplay:none
が不安だったら……
とは言え、googleロボからはあなたが .google-auto-placedに指定した「display: none」が浮いて見えているので、もしも広告停止されたらどうしよう……という心配は起きると思います。
そのような場合は、「display: none」は外して構わないと当方は考えます。なぜなら……
様子を見ている限り、グループ化したゾーンにはグループ化しただけで、文の間に無理やり広告が入ることがなくなったから!
[検証]自動広告はDIVタグで括った場所には入ってこない
文中に広告が入っているスペースのソースを見てみると<P>で括られている間には入っていません。
</p>と次の<p>の間、あるいは何のタグにも括られていない文中に入ってきています。
グループ化した章は<div>タグで括られます。自動広告はタグで括った中には入ってきません。つまり……
と結論付けてよさそうです。良かった。
クラシックエディターならば<div>で括る
簡単に「グループ化」できないクラシックエディターの場合も理論は同じなので。
クラス名は何でも良いので広告に入ってほしくない部分を<div>で括ります。
括った部分には広告は入りません。
お困りの方はお試しください!
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