古くてアクセスが無く、埋もれた過去記事をリライト(書き直し)するべきか、一からURLごと作り直した方がSEO的に良いのか、についての考察を当サイトの記事を使って実験してみます。
ほぼアクセスのない記事を選んだので一から作るようなものですが。新ページとして新たにURLを作った方が良いのか、アクセスが無かろうが一応Googleにすでに登録され、認識されているURLと、どちらで記事を書くべきなのか。
その辺を一度ハッキリ見極めたいと思いました。
古い記事は捨てるべきかリライトするべきか考察
実験に選んだのは以下の記事です。
選考記事の概要
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | 【WordPressを始める前に】サーバー選びでケチると悲劇が起こる |
description | FC2やseesaaなどでブログ活動をしていて、もっとカスタマイズの自由度が高いWordpress に引っ越ししようと考えた時。 今までとは違って、Wordpress をインストールするためのサーバーというものをレンタルしなくてはならないと |
作成日 | 2017年10月9日(約4年半前) |
見出し | 【H2】1つ 【H3】3つ 【H4】3つ (見出し構造に問題なしだがH4は要らないかも) |
文字数 | 3432文字 |
画像 | アイキャッチ含め2枚 |
アクセス状況 | 昨年1年間のPV29(※以下参考画像) 本年度PVゼロ |
うん。なかなか酷い(笑)
もっとも、ほぼ5年前の記事で内容が古いので仕方ないです。(タイトルもひどいけど……)
内容としては、
- 2017年に「さくらインターネット」の503エラーが酷すぎてブログ運営に障害を来していたのでエックスサーバーに変更しました。という報告。
- さくらインターネットは障害に対して何も対処してくれなかったので、やめた方が良い。という報告。
- 安いから選んでしまったのだが、サーバーはもっと慎重に選ぶべき。という警告。
- エックスサーバーは神のように快適!という誉め。
こんなものでした。
要するに、「さくらインターネット」の酷さについて愚痴っているような内容です。
2017年にさくらインターネットの503エラーが酷かったことと、それに対する対処が甘くて、人々がどんどん他所のサーバーに移転していったことは真実です。
ですが、2022年現在は さくらの転送量は無制限になり、503エラーのトラブルも聞きません。つまり、この記事を放置していることは風評被害の元です。
と、いうことでリライト必須な記事です。
しかし、エックスサーバーが一番のサーバーだという気持ちは宣伝などではなく真実です。今からサーバーを選ぶ方は少し予算をオーバーしていると思っても絶対にエックスサーバーをお薦めいたします。(内容・サポート共に)
リライトの概要
手順としては、こんなところです。
- 記事の情報が古いので現時点に合うように書き換える。
- 「サーバー選びについて」というテーマは変更せず、内容を精査。
- タイトルは酷すぎるのでSEOに沿って考え直す。
- 「さくら」「ロリポップ」「エックスサーバー」だけではなく、この5年の間に使用者が急増している「ConoHa」「カラフルボックス」なども比較候補に加える。
リライトした記事の概要
まず、リライトした記事の内容はこちら。
項目 | 内容 |
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タイトル | 初心者のためのサーバーの選び方・比較と評価レビュー【Wordpressを始める前に】 |
description | レンタルサーバーの選び方はブログ初心者がワードプレスを運営する上で重要なことです。この記事では有名サーバーの料金・スペック比較評価。メリット・デメリットレビュー、お薦めする理由などをWEB制作を請け負う立場から選定・アドバイスしていきます |
作成日 | 2017年10月9日(約4年半前) 更新日 2022年3月27日 |
見出し | 【H2】4つ 【H3】6つ 【H4】8つ |
文字数 | 4151文字 |
画像 | アイキャッチ含め3枚 |
アクセス状況 | まず1ヵ月後にご報告いたします |
埋もれた記事にアクセスがあるように、ある程度の処置も施しています。
- 当方が目次代わりに使っている(サテライトサイトのようなもの)楽天ブログに記事のリライトをお知らせ
- 中途半端なこの記事もUPしちゃう(内部リンクが欲しいから)
- Twitterに投下
- コンソールへ更新のお知らせ
検索結果の経過
検索結果やアクセスに変化がありましたら追記していきます。
更新翌日
更新当日は記事タイトルもディスクリプションも記事を書いた当初のものでしたが、翌日の昼前にはもう検索結果のタイトルがきちんと変わっていました。
ディスクリプションもちゃんと拾われています。さすがSWELL.
ただ、ディスクリプションの冒頭に入っているのが更新日時ではなく、公開日時になっているのが非常に気になります。
前回のアップデートからGoogleさんはしっかり記事の日付を検索結果に表示するようなりました。検索エンジンとして素晴らしいことです。ただ、この手の記事で日付が古いのは致命傷ですね。
対策:SWELLの設定で検索結果を更新日にさせる
SWELLでは記事タイトルの横に更新日を表示させる機能があります。
場所はカスタマイザーの「投稿・固定ページ」→「タイトル横に表示する日付」
当方では、ここは元々「更新日」が表示されるように設定してあります。しかし、Googleが拾ったのは更新日ではなく公開日でした。
そうなると、その下に入っている「タイトル下に公開日を表示する」のチェックを外すしかありません。(たぶん、ここが拾われているので)
記事の公開日が分からないようにすることには抵抗があります(SEO的にはよろしくないとされています)
なので今回は、該当記事のみCSSで公開日を消すことに……
.c-postTimes__posted.icon-posted {
font-size: 0px;
}
しようと思ったのですが、やめました!
“font-size: 0px”にしろ”display:none” にしろ、ペナルティはないだろうと思いますが、こんなことで万一障害になったら実験の意味が無いので。
ここは、とりあえず、SWELL カスタマイザーの「「タイトル下に公開日を表示する」のチェックを外す」を実行しておきます。
まあ、実験ですので……。これで様子を見ます。
記事の公開日を非表示にし更新日を表示する設定にした経過
上記の設定をした翌々日、当サイトの全記事がGoogle検索結果で「公開日」ではなく「更新日」で掲載されるようになりました。早い。
しかし!!
該当の実験記事URLの検索結果だけ、公開日「2017/10/09」という記述が残るというワケの分からない結果に!
どうしてこうなる?
Googleさんは、私が実験していることを知っているの?(んなわけはない……。
記事リライト5日後
該当記事検索結果の冒頭から「公開日」も「更新日」も表示が消えました。Googleさんは迷走している。
(結果の冒頭に入っている「更新2022年3月」という記述は、日付がいつまでも公開日のままでは困るので当方がディスクリプションに書き足したものです)
アクセス数は昨年1年間のPVをこの5日間で大きく超えましたが、それはSNSに記事をUPしたからであり、別に検索順位が上がったわけではありません(SEOはそんなに甘くはないです……)
記事リライト一週間後
「初心者 サーバー 比較」で検索したところ検索結果3ページ内に入る(リライトするまでは100位にも姿も形もなかったので)ことが出来ました。
が、考えれば、サーバーの事を調べる人に「初心者」などというキーワードは必要だろうか?と思い、また、「サーバー」で検索すると「新鮮なお水を飲むためのサーバー」がわんさか引っかかることが分かり、これじゃない感でいっぱいになったので記事タイトルを変えました。
その前にも一度ディスクリプションを書き換えていたのに(冒頭の「更新2022年3月」を外していた)検索結果が書き換わらなかったので、あまりしつこくやりたくなかったのですが、Consoleに更新のお知らせ。
朝見た時は早速タイトルなど書き変わっていたのですが、夜はまたタイトルもディスクリプションも元に戻っています……。
検索結果が変化したらまたお知らせします。
テスト結果(実験中)
結果はまず1か月後。続けて何か月かごとに気長にここに追記していく予定です。
リライト1ヵ月後・なぜかGoogleインデックスから外れている
ちょうど1か月後です。
ページビューは1ヵ月でたったの26!これはひどい。きちんとインデックスされている記事が稼ぎ出すビュー数ではないです。う~~ん……。
ユーザーの入り口はほぼGoogleらしいので、確認のために久しぶりにサイトがちゃんとインデックスされているのか確かめてみると……
あの青いブタが……
これじゃ誰も来るわけがないよね……。何かカバレッジでも食らっているのだろうかとコンソールを確認すると、
別に「クロール済みだがインデックスされていません」でも、「エラーがあるから登録されていません」でもなく、普通に登録されていることになっている。
仕方がないのでURL検査で再び登録リクエスト。
半日後に確認すると、インデックスされていました。
腑に落ちませんが、あくまでも実験なので、このままもう一月、インデックスの様子を見つつ観察します。
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