meta refresh 転送(タグによる強制URL転送)は、FCなどの無料ブログからサイト記事移転する際に「他に方法がないので緊急措置として」使用します。
本来Wordpress間などサイトのドメイン変更などで移転することになった場合、301転送を行います。”.htaccess”というドメイン直下のファイルに転送コードを記述するのです。
しかし、FC2などの無料ブログシステムでは、管理者は”.htaccess”をいじることができません。なので0秒でサイト訪問者を新サイトに転送するタグを書きます。
以下の内容は2018年に書いたものです。2024年現在はBing 検索からFC2八分は行われていません。
「かつてこういうことがあったから気を付けよう」という事例として参考にしてください。
FC2ブログからの「link rel=canonical」いつまでも続けない方がいいですよ。という話
ここからの記述は2018年のものです。2024年現在、FC2ブログはBing 検索にインデックスされています。
メインブログのSSL化に伴い、色々と登録し直したやりしたこともあり、今まで放置していた様々な事実を知る機会になりました。
やはり、ブログは運営している以上、いつもあちこちに目を光らせて対処しておかないといけないのだと思い知る始末。
ってことで……FC2からWordpressに移転して2年。
ウチのメインブログ、Bing八分になってた~~!!と今さら知ったので対策した話。
この「rel=canonical」というlink要素の意味は、 指定したURLが「canonical(正規)」だよという意味です。
<link rel=”canonical” href=”http://(WordPressの新ブログURL)”/>「http://(WordPressの新ブログURL)」←引っ越し先が正規のURLで、こっちはコピーですよ。という意味です。
Google先生はそのタグを正しく読んで下さっていた。だから、ウチの移転先ブログはすぐにGoogleに正しくインデックスされることとなった。
そして気づいていなかったけれども(鈍い)Bing先生もタグを正しく読んで下さっていたのです。だからインデックスから外して下さった!!
そもそもFC2ブログはBing八分になっている
この件は、だいぶ前に書きました。
2015年の記事なので、この後で変わったかと思っていたのですが、未だにFC2ブログはBingから削除されているのですね。
今回、自分のメインブログ(FC2から引っ越ししてきたWordpressブログ)がBingに掲載されていなかった経緯を書き出すと、こんな感じ。
SSL化後にBingウェブマスターに登録変更したので無事にインデックスされているか確認してみた
インデックスされていませんでした(笑)
・自分のブログ名で検索してみると、一番上にあるのは「ブログ村」プロフィール。(「ブログ村」ホントSEOに強いです。ランキング順位なんてどうでもいいから登録お薦めする理由はそこ。)
・次に出てきたのがFC2前に使っていた「楽天ブログ」(今でもそこにインデックスだけ作っています)
・次に出てきたのが同じドメインの別サイト。
・次に出てきたのが……とにかく、目的のブログは本当にキレイさっぱり気持ち悪いほど出てこない!
BingのFC2八分、まだ続いてた
試しに長年FC2で活動されている某ジャンルの有名ブログさんをいくつか、ブログ名で検索してみました。思った通り、一番上は「ブログ村」、次が何かのランキングサイト、次は管理人さんのTwitterという感じで……とにかく、ブログ自体は全く検索結果に出てきません。
なんだ……BingのFC2八分、まだ続いてたんか……。
なお、どういう忖度なのかはよく分りませんが、インデックスされているFC2ブログも一部にあるようです。調べものをしている時にGoogle検索で上がったFC2ブログを適当にBingで検索してみたらいくつかきちんと引っかかりました。不思議だ……。
「rel=canonical」で飛ばしているから今でも前ブログ(FC2)と同じように思われている?
あれ、でも、ウチのブログは現在はFC2じゃないです。独自ドメインです。しかも2年も前からです。
2年間もインデックスされていないことに気づかなかったのもどうかしていますが、(そもそも、私がFC2ドメインに危機感を持ったのはBing八分を知ったからだったのに!)とりあえず、「検索エンジンから自分のブログがどう見えているのか」気になり始めました。
自分のブログが検索エンジンからどのように見えているのか確認する方法
本来、それは「Googleサーチコンソール」を使えば簡単にできることなのです。
が、引っ越し前のFC2ブログはとっくにコンソールから削除してしまっています。
で、「PageSpeed Insights – Google Developers」を使ってみました。
「PageSpeed Insights – Google Developers」は本来はサイトの表示スピードを見るための物です。(アドバイスも貰えるので、サイトの表示速度改善に役立ちます)
なぜこれを使ったのかというと、サイトのスピードを測定するために内部構造をしっかりチェックしてくれるからです。
ということで、URLを入力する蘭に「引っ越し前のFC2ブログ」のアドレスを入れてみますと……
FC2ブログじゃなくて引っ越し済みの現独自ドメインブログ情報が出てきた~~!!
やはり検索エンジンは旧FC2ブログ=現独自ドメインブログだと認識しているんだ。いや、それは正しい事です。そういう風に思ってもらえるように飛ばしているのだから。
しかし、Bingに関しては違います。ウチはもうFC2ではないのでインデックスしてください!お願いしますよ~~……。
旧ブログ(FC2)の方のブログタイトルを変えてみた
とりあえず、それに気づいたのが真夜中だったので metaタグをジックリ見るのも面倒くさく、旧ブログのブログタイトルを「このページは引っ越し済みだ」というメチャクチャなタイトルに変更して寝ました。
すでにブログタイトルで八分にされているのだから、タイトルを変えてみたら違うブログだと認識されて載せてくれるんじゃないの、という冗談のようなヤケクソな処置です。すると……
翌日、新ブログ(独自ドメインの方)がちゃんとインデックスされていた\\\ マジか ///
それも、SSL化済みのURLでちゃんと……。
これは、ちょっと分らないです。もの凄い偶然が重なって、たまたまBingウェブマスターツールに登録した内容がこの日に反映されただけなのかも知れません。
結論。FC2から独自ドメインに引っ越しした際に検索八分にされないように気をつける事まとめ
長くなりましたが、まとめると こういうこと。
- 引っ越ししたばかりの時は当然「link rel=canonical」が必要。
これが無ければGoogle先生にアクセスも評価も引き継いでもらえません。 - 移転元の旧ブログ(FC2)のブログタイトルは変更する。
「旧・〇〇××」や「〇〇××(移転済み)」などでもいいかも知れません。 - 半年もしたら転送を続けたくても「link rel=canonical」は外そう。
評価を引き継ぐということは「負」も引き継ぐということです。Bingに関してはFC2であること自体が「負」です。半年も転送したらいい加減引っ越し先のアクセスも安定すると思います。「link rel=canonical」は外してOKだと思います。 - そもそも半年もしたら転送も止めて旧ブログは閉鎖していいと思う。
普通のブログなら半年も転送したら、もう旧ブログは閉鎖してもいいのではないでしょうか。
ウチの場合は以前も書いたように凍結記事があるせいで閉鎖できないのです。だから仕方なくいつまでも転送を続けたり記事を白紙にしたりして頑張っているわけです……。
旧ブログからのアクセスが多少残っていたとしても、1年も経ったら旧ブログは閉鎖しましょう。引っ越ししたのだから、それが正しいリダイレクトの結末だと思います。はい。そうすれば、もうFC2の影響なくBing八分もなくなるはず。
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